概要:
まえがき(一部抜粋)
本書は、「SLAM 理論の概要を知り、実機を用いてその理論を実践できる」 ことを意識した。
そのため、2021 年の段階で使用者数が多いと思われるROS を活用して機体を動かし、必要なデータの取得を行うこととした。
また、プログラム言語としては、初めてでも比較的扱いやすく、利用者数も多いPython 3 を用いた。
本書で実際に手を動かしながら、SLAM とは何かを理解してもらえれば、この本の目的は達成されたことになる。
みなさんが手掛けるロボットが、迷うことなく地図をつくりあげ、その道を進んでいくことを願ってやまない。
目次
まえがき
本書の使いかた
第1章 移動ロボットの活躍の現状
第2章 SLAM技術の必要性と研究開発の流れ
第3章 SLAM技術の考え方
第4章 SLAMの勘どころ
第5章 スキャンマッチング
5-1節 スキャンマッチングの考え方と種類
5-2節 ICP アルゴリズム
5-3節 最適解の解法
コラム1 最急降下法
コラム2 ブレント法
5-4節 スキャンマッチングとSLAM の関係
5-5節 垂直距離による評価
第6章 オドメトリとの融合
6-1節 スキャンマッチング手法の弱点
6-2節 ICP とオドメトリとの融合
コラム3 重みつき平均
6-3節 ICP データの分散とオドメトリデータの分散
6-4節 地図データの構造について
6-5節 測定データと比較する対象データについて
第7章 SLAMを試す
7-1節 実行環境
コラム4 ソフトウェア実行時の注意事項
7-2節 プログラムを動かす
7-3節 処理の内容
7-3-1節 サブマップ
7-3-2節 格子テーブル
7-3-3節 自己位置推定
第8章 ループ検出とポーズ調整
8-1節 ループ検出
8-2節 ポーズ調整
8-3節 実際のループ検出とポーズ調整アルゴリズム
第9章 実機でのSLAM実現に向けて
第10章 実機でのデータの取得(ROSの活用)
10 -1節 北陽電機製レーザレンジセンサURG-04LX-UG01 を載せた
Raspberry Pi Mouse でSLAM を行う場合
10 -2節 レーザレンジセンサのついたTurtleBot3 でSLAM を行う場合
第11章 実機データに応じたパラメータ調整
11 -1節 パラメータの調整の方針
11 -2節 具体的なパラメータ調整
第12章 振り返りと次のステップに向けて
第13章 ロボットの歴史と新しいロボット産業の実現に向けて
13 -1節 ロボットの歴史
13 -2節 「新しいロボット産業」 の実現に向けて
広告・PR: リンク経由の購入で収益を得る場合があります。
参考価格: 3520円
※ 価格は変動する場合があります。